第12回住民委員会


会議録
南部のごみ問題を考える住民委員会 第12回会議録(要旨)

日時:平成17年4月19日(火)午後7時〜8時00分
場所:南部広域行政組合出席者:委員11名(欠席7名)・事務局6名
議事報告第1号 前回会議(要旨)の確認について  
事務局より報告協議第1号 委員長の選任について   
※委員長に新垣正春氏※副委員長に大城秀雄氏、吉田恵氏が就任しました。協議第2号 平成17年度協議事項について(南廃協への提言事項について) 
※平成17年度は、これまで協議した事項に基づき"まとめ"を行い、南廃協への提言を行う。そのための検討委員会として2小委員会が設置されました。
=第1小委員会=
(1)ごみ減量に向けた取り組みについて
(2)ごみ問題に向けた意識改革についての具体的な検討・協議を行い、南廃協への提言を行う。
[構成]川井義喜 吉田恵 神谷康弘 下地頼子 新垣正春 富永尚信 花城勇栄 小川直也 諸見里米子
[委員長・書記]委員長 書記
=第2小委員会=
(1)南廃協の進めるごみ処理施設建設に向けた住民合意形成のあり方について
(2)ごみ処理施設(既存施設も含む)の将来のあり方についての具体的な検討・協議を行い、南廃協への提言を行う。
[構成]慶留間悟 宮城靖一 知名定一 大城順子 仲宗根荻枝 森山真澄 仲間理 大城秀雄 花城清元
[委員長・書記]委員長書記
※上記の第1、第2小委員会の委員長及び書記については、次回会議(第13回会議)で決めることになりました。
※正式にメンバーを決めてから、テーマに沿って(小グループに分かれて)スケジュールに合わせてやっていきたい。提言をまとめ、提出する時期についても考えていきたい。
※ごみ排出量調査について 「ごみ排出量調査」の件については、吉田恵委員へ次の会議(第13回会議)までに提出するようにお願いがありました。協議第3号先進地視察について平成17年5月25日(水)〜5月27日(金)まで(佐賀県・宮崎県)。先進地視察については、先方にアポをとって次の会合までに出せるようにしてほしい。視察の件では、どういう意見を出すかという考えをまとめないと、という意見がありました。

議事録

事務局
議事に入ります前に、南廃協事務局から皆様に若干ご挨拶を申し上げたいと思います。
一年前に皆様に候補いただきまして、あるいは推薦等いろんなかたちでお集まりいただきまして、南廃協のために住民の立場としていろんな提言をいただき、いろんな問題点を協議していただいて南廃協の事業に資するということで発足したわけですが、一年間たいへん忙しい中を集まっていただき、いろんな協議をしていただきました。その議事録を職員のほうから報告を受けまして、なかなかたいへんな協議がなされているなと思いました。
それで、この住民委員会が一年経ち、任期としてはあと一年あるわけでございますが、あと残り一年の中で、できましたら南廃協の事業も今、重大な時期に入ってございまして、その状況と整合しながら住民委員会の皆さんからも是非、いろんなかたちでご意見をお聞きしたいということで今日は少しだけ議案を調整して出してきました。そこら辺のところを説明いたしますが、何とぞ、残り一年の中で皆様の意見、提言をまとめていただきたいということでございます。そのように大事な時期を迎えたなと考えております、一つお願いをしたいと思います。
それでは、2番目の議事に入るわけでございますが、中央席に委員長の花城さんがいらしていて、委員長席からずれております。実は花城委員のほうから委員長の職を下りるということでございまして、そこら辺のところ花城委員長さんからご挨拶をいただきましてから議事に入っていきたいと思っております。花城委員、一つお願いいたします。

花城委員
皆さん、ご苦労様です。具体的に言いますと、委員長を辞任したいということです。理由は2点あります。1点目は、自分のほうが事業を始めまして、社会福祉法人ということで今、とてもじゃないけど、出られるような状況ではないし、頭の余裕もちょっとない、ということです。いわゆる、委員長の職は難しいんじゃないかということで考えています。
もう1点は、実はこの委員会に参加したのは南風原町の字宮城出身で、そこが生活している場なんですけれども、那覇市の最終処分場の焼却炉云々、その前に処分場とかできていたんですが、具体的に今の那覇市の処分場というかたちでできたのが昭和51年頃で、それから30年以上地域として関わってきたものです。選択の余地もなしに共存しないといけないというようなことがありまして、実際南部のほうで新たに処分場を造るということで地域の意識はよく分かっているつもりだし、具体的にはこうやらないといけないというような考えも持っていました。それをどうにか皆さんに伝えて、一緒に行動できればいいんじゃないかというのが委員としての参加理由です。それは具体的に委員長を抜けても委員として活動していくつもりですので、そういう面の発言、あるいは協議は続けていきたいと思います。そう言ってしまうと立場があれなんですけれども、実際委員長は辞任しました。選任までは責任を持ちたいと思います。おそらく事務局のほうで調整していると思うんですけれども、その提案を先ずお願いしたいと思いますが、よろしいですか。

事務局
それでは、花城委員長が一身上の都合で委員長を辞任したいというお話でありました。これまで一年間、住民委員会が発足してから皆様をリードしていただきまして、今日まで導いていただきましたことに感謝申し上げます。委員の皆さんから拍手をお願いしたいと思います。(拍手)
それでは、今、花城前委員長からございましたように、次第に変更がございますが、後任の委員長の選任をしてから報告事項に入りたいと思います。人事案件から先にまいりたいと思います。
委員長の選任につきましては、いろいろございます。一般的に言われていますのは、皆さん会員全員による記名・無記名の投票、自薦・他薦といろいろございますが、如何いたしましょうか。どういうかたちの選任をしたほうがいいでしょうか。その辺、もし、ご意見があれば。今、前委員長さんからは事務局のほうにという意見もあったんですが、その辺のところはさておいて、もし何かあれば。

大城順子委員
推薦してもいいですか。知名委員か仲間委員、新垣委員。

知名委員
問題が紛糾しない前に言っておきたいと思いますが、第一回目のそういう事情もあって、また家庭的にもこの中で言っていいのかどうか分かりませんけれども、先月かみさんが退院して、ずっといろいろありましたから、この一年はちょっと様子を見ていかないといけないし、いろいろございますので、私は適任でもありません。もっと全体を引っ張っていく、リーダーシップをとれる人、僕は女性でもいいと思います。

新委員長に新垣正春氏

事務局
すみません、委員長の選任につきましてですが、事務局の方でさせてもらっているんですが、委員長が生まれるまではお断りしてからやればよかったんですが、事務局のほうでさせていただきたいと思います。それで、ちょっと提案でございます。事務局からではあるんですが、委員長がもし欠けた場合、現在副委員長がいますよね、これは当然順序よくしていただいて、そうした時にもし委員長が欠けたらその副委員長(新垣正春氏)をどうするかという部分がよろしいんじゃないかと思うんですが、如何でございましょうか。
副委員長が委員長に昇格して就いていただいて、副委員長の選任をしていただきたいと思っております。よろしくお願いします。(拍手)

新垣委員長
それでは、会則にもいろいろございますようで、先ほど花城委員長からありましたように、そういう都合で辞するということでございまして、副委員長という立場ですが、私で本当にいいんでしょうかね。(拍手)一生懸命させていただくというか、やらなければならないと思っておりますので、皆さんのご協力を得て、あと一年、職責というか、自分たちの住んでいる地域に何ができるかということを考えながら、皆さんの意見をまとめながらやっていきたいと思いますので、一つよろしくお願いいたします。
それでは、先ほどありましたように副委員長を決めないといけないですので、その辺を事務局から提案というか、ありましたらよろしくお願いいたします。

事務局
僭越ながら先ほども申しましたように、これだけの人数で、せっかく良いムードで住民委員会がここまで来ていますので、副委員長が委員長に昇任しましたので、副につきましてもすんなりいきたいということで、たいへん申し訳ないんですが、事務局から少し提案をさせていただければと思うんですけれども、よろしゅうございますでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、特段の疑義がなければ事務局のほうで副委員長についての推薦をさせていただいて、皆さんのご承認がいただければそのままいきたいと考えてございます。その前に、現在の会則では委員長が一人、副委員長も一人になっておりますが、事務局で少し議論しましてこれからの検討事項を考えた場合に副委員長は二人制にしたほうがいいんじゃないかと考えております。追々、皆さんもこれが分かってくるかと思うんですが、そういうことで副委員長が生まれた時点で会則は今日の日付けで改正したいと思います。本来ですと、会則改正からいきたいんですが、そういうことでこれだけの組織でございますので、お願いをしたいと思います。よろしゅうございますでしょうか。
それでは副委員長二人でご了解とみなします。副委員長のお一人については、吉田委員をお願いしたいと思います。(拍手)それから、もう一人の副委員長につきましては、大城秀雄委員にお願いをしたいと考えております。実は今日、欠席の予定ではなかったんですが、本人から何でもやりますとの内諾をもらっておりますので、多分大丈夫だということでお願いをしたいと思います。以上、二人を副委員長に推挙したいと思います、よろしくお願いいたします。(拍手)

新垣委員長
事務局のほうから副委員長として吉田さん、そして今日は欠席ですけれども、大城委員のお二人、二人制にすることも含めましてお話がありましたが、皆さんそれでよろしいかどうか。よろしければ拍手でご承認いただきたいと思います。(拍手)
それでは副委員長は吉田さん、そしてもう一人は大城さんということでこれから任期のある間、やっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、議事のほう、協議事項を進めていきたいと思います。先ず協議第2号。

事務局
委員長、前回の確認事項の方から。

委員長
失礼しました。報告第1号、前回会議の確認について、資料1頁です。これは事務局のほうでよろしくお願いいたします。

事務局
皆さん、今晩は。前回までは準備室の知念がやっておりましたが、今回からは私のほうで報告をさせていただきます。
報告第1号は前回会議の確認で、続きまして報告第2号は県外研修についてですが、これは4月以降に再度調整することになっております。
続きまして協議第1号「ごみ排出量調整」についてであります。先ず一番目に生ごみの全量資源化に向けては、これからの取り組み、仕組みの構築が大事になってくるとのご意見がございました。続きまして二番目に廃プラスチックの分別をしていかなければ、分別減量が現在できている人は更なる減量は難しいのではないかとのご意見もございます。三番目に配食サービス・ヨシケイのお話でありますけれども、配食サービスを利用しているため生ごみがあまり出ないというご意見もございました。四番目に季節によってごみの質が変わるということで、季節によってこの排出量調査を出してもいいのでは、というご意見もございました。排出量の調査票の最終的な提出については、2月、3月、4月のごみ量を調査して5月に提出することになっております。
続きまして協議第2号循環研との意見交換についてですが、先ず一番目に住民委員としてプラスになるような意見交換ができたらいいのではないかというご意見がございました。二番目にアンケートで最終処理施設は迷惑施設かとの項目があったが、オープン型の施設だけを言っているのかという質問で、事務局のほうではそのようであるとお答えしたかと思います。三番目に、アンケートについては南廃協が計画しているものに対して個人個人の意見を書いていけばいいのではないかというご意見もございました。四番目に、循環研がトヨタ財団の助成でやっていると聞いたが、その助成事業の中にアンケート結果として利用されるのかというご質問があったんですが、それはありませんということで事務局のほうでお答えしていたと思います。五番目に、この循環研との意見交換に直接は関係しないと思うんですが、ご意見がありましたので。南廃協の用地選定作業について灰溶融施設もセットになっているのか、最終処分場だけの用地を選定しているのかと事務局に対する質問がございました。これはもうセットで考えていますとお答えしております。六番目に、南廃協の計画には地域住民が環境学習できる施設が入っていないので考えてほしいとのご提言もいただきました。七番目に、住民委員で10箇所の候補地を見ても良いのではとのご意見もございました。大まかには以上だと思います。

委員長
ありがとうございました。前回の確認について何かございますか。なければ進みたいんですけれども。

吉田委員
ごみ調査の件なんですけれども、提出先を決めてなかったと思うんですね。提出先をどうしましょうか。

委員長
要するに、どこがまとめるかということですね。

吉田委員
私のところに出してもらってまとめますか。ある程度、まとめてもらえれば、それを私が預かってまとめたほうが良いでしょうか。

委員長
要するに、個人のものについてはまとめて、それを吉田さんに渡すと。

吉田委員
全体のものを、はい。

委員長
どうでしょうか。
(「いいんじゃないでしょうか」の声あり)

委員長
では、次の会議に持ってくるようにということでお願いします。

吉田委員
次に出してもらって、6月に結果を報告するみたいな感じでよろしいですか。

委員長
はい、そういうことです。

吉田委員
次回会議に皆さん、出していくというかたちでお願いします。

大城順子委員
4月分の書き込みをする用紙は皆さん、持っていらっしゃいますか。

委員長
必要な人は後で事務局にコピーしてもらうようにしてください。よろしいでしょうか。他になければ。六番の環境学習のできる施設、これは計画に入っているんですか。

諸見里委員
入ってないです。

委員
入ってないんでしょう、入っているんですか。

事務局
これとしての計画は検討をストップしているという段階です。

諸見里委員
ですよね。当初から入っていないもの。

委員
要するに、現状は入っていないということですね。これは、住民委員会の意見としてもそれでいいということですね。

委員長
そういうことです。

諸見里委員
どの資料にも入っていないし。見直したかと思ったけれども、見直されていない。

花城委員
むしろ逆に事務局に問いたいんですけれども、こういう感じで資料を出しますよね。そうなったら実際にこれができるというような勘違いをしてしまうわけ。実際はこういうものができる可能性がありますよ、という言い方だし、実際ゲートボール場とテニスコート2つができますよ、という話ではないと思うわけ。ですから、どういう姿勢なのか、あるいはあんな状態なのか、あるいはまたイメージを出すために作ったものかどうか。それをちゃんと特定しないといけないのでは?

委員長
資料については後で事務局から説明があると思いますので。では、報告についてはよろしいでしょうか。

諸見里委員
報告の7番ですけれども、住民委員会で候補地を見に行ってもいいんじゃないかという意見が前回、出たんですが、今日ちょっと南廃協さんに確認してよろしいでしょうか。候補地の10箇所が決まった3月の時点でお聞きしたんですが、それで候補地を見に行こう、見に行かないという意見が住民委員会で出ましたよね。私も行政に聞いてなかったので、その時は返事をしませんでした。その後にお聞きしたら、行政の担当者が知らなかったというので、本当に私はびっくりしたんですよ。そうしたらそれは南廃協さんの事務局が調査にいくということになっていたのか何なのか。今年から本音で話をしようと思って、最初にもらった資料の中には、「合意形成について」というのがあります。印を入れておけば良かったんですけれども、どこに書いてあったのか。そうしたら地元の担当課が知らなかったことにはびっくりいたしました。

吉田委員
この場所が選ばれているということを知らなかったんですか。

諸見里委員
そうそう。これはもう情報公開ですから、知らなかったということは議会でもこれが取り上げられたんですよ。ですから、みんなコンサルタントさんと南廃協さんだけで、候補地はどこにしてくださいということで何箇所か行政から出されてなかったような感じ。全体の地図を南廃協さんが調査して、「ここですよ」と10箇所に上げていたというのには本当にびっくりいたしました。私は自分の地域は全部確認させていただきましたので。そうしたら、案の定、議会に質問が出たんです。地元の人が知らなくて、何で? ということで、皆さんもう多分見てらっしゃるはずですから、それで言うんです。一度、お尋ねしようと思ったんです。

事務局
委員長、いいですか。諸見里さん、ちょっと勘違いされていると思うんですけれども、地元のほうが知らないというのは西原町のことですか。

諸見里委員
そうです。

事務局
西原町ですね。これは、西原町の助役、それから企画課長、それから担当課長、その方々からの話でそこに決まっておりますので、分からないということはないです。それで、我々が候補地の10箇所を決めるという10箇所が最初あったわけじゃないですね。担当課長は知らないと言っていましたか。

諸見里委員
はい。

事務局
全くですか。

諸見里委員
私は担当課に聞いて、トップに聞いて、その後から見たら地域の議員さんの議会質問に載っているものだから、議員さんなんか「地元の人にも了解があったんですか」っていって調査をして確認したんですよ。そうしたら全然っていうことで。

事務局
あのですね、南廃協が進める事業ではあるが、南廃協と役所とは情報を共有しているということでヒアリングをするんです。これは南廃協が決めて公表するんじゃなくて、ヒアリングの後に公表をします。ですから、このヒアリングの段階、ヒアリングの持つ意味は、市町村のほうに重みを持たせますよということです。我々が一応、こういう候補地が西原町で上がりますけれども、これでいいですかと言ったら、西原町の都市計画の中に何かがある、引っかかりますということは、私たちは分かりませんからヒアリングで西原町の候補地を外していったわけです。東風平町は3箇所ありました。

諸見里委員
西原町は2箇所です。

事務局
3箇所のうち2箇所潰れたんですが、東風平町がこの3箇所に異議がなければ、この3箇所を候補地として上げるんです。ただ、これが2箇所駄目ですとなったものですから、徳州会近くの1つしかないと。西原町も助役、担当係がここですと言ったものですから、ここになりました。ヒアリングの持つ意味はそうなんです。スクリーニングは我々の責任でしますが、ヒアリングの持つ意味は向こう(西原町)にあるんです。ですからこれはもう一度確認されたほうがいいと思います。

諸見里委員
担当者が意味が分からないのか。

事務局
この辺は重大なことですよ。

諸見里委員
担当課では課長だけですか。係長は現場で仕事していますけれども。

事務局
西原町は助役と総務課長、それと係長、担当の呉屋係長ですね。

事務局
こういったところはしっかり確認しておかないと。

諸見里委員
しっかりじゃなくて、私はそれだけちゃんとですね、前回皆の前で質問しなくて、見えませんよ、と言ったのはそれだったんですよ。ここで皆さんとやり合ったら何かおかしいから。トップにも聞いてますから。だから議会で議員からの質問が出たのもこれだったんですよ。

事務局
もう一度確認してください。

諸見里委員
もう一度って、係長はまた替わったのに。

花城委員
諸見里さん、何か西原町の内輪の話になっている感じがするんだけれども。こういう話を担当課が知らないということがおかしいわけです。認識の問題で、これは南廃協の問題じゃないですよ。

諸見里委員
ごめんなさい。皆さん、各市町村から代表で出てらっしゃるから、その前に本当に自分のところを私みたいにきちっと確認して、更に確認をすれば時間がかからなくていいんじゃないですか。だから常に、いろんな問題があって自分が分からないところはちゃんと行政に行って聞くんですよ。何も反対とか賛成とかの問題じゃないんですよ。

花城委員
いえ、今は恐らく、担当が知らない云々の話が問題になっていると思うわけ。

諸見里委員
だから確認しなさいと言うから、とっくに確認してありますよと、議会でもやってますよと報告しているんですよ。そうしないと、また話が見えなくなるから。どこの市町村でも同じはずですよ。

委員
西原町を追究するんですか。

諸見里委員
いえ、追究しないですけれども、担当課の皆さんとか見えないと言ったのはこれだったんですよ。

大城順子委員
前回の会議録にはこのようなものも載っているはずですけれども。

諸見里委員
調べて各市町村から上げるというのを資料の中で見ただけですから。

委員長
これは前回議事録と言うか話し合いの確認ですので、こればかりやるわけにはいきません。要するに西原町がどうだったのかと、こうでしたという部分ですよね。

諸見里委員
これから3箇所指定されていきますよね。それには後から言ったらまずいです。住民委員会だから、事務局ともいつも忌憚なくいろんな意見を言ってくださいと言うから、それじゃこういうのもきちっとした上で、また担当も事務局長も替わられたので、きちっとしながら一緒に進めていかないと、こういう不満が出てくると、またおかしくなるから言っているんですよ。

委員長
議事録に沿ってそういう場面はまた出てくると思いますので、その時に是非皆さんも一緒にやりたいと思います。今は前回こういう話し合いがありましたという確認だけですので、そういうことでご了承願いたいと思います。では進めてよろしいでしょうか。
(「どうぞ」の声あり)
その前に、4月から室長が替わりました。知念室長が豊見城市のほうに戻りまして、新しく与那原町のほうから就任されてますので、自己紹介を一つよろしくお願いいたします。

事務局(新里)
私は今まで与那原町役場で働いていました。いろんな仕事をやってきたんですけれども、こういったごみ関係は初めてです。しかし、ごみの減量化、ぼかしEM等そういったものには興味を持っております。ごみ行政に直接携わるのは初めてで、恐らく皆さんよりは知識は低いのかなというのがあります。しかし、頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。(拍手)新里と言います。よろしくお願いいたします。

ごみ減量と合意形成についての提言を

委員長
では一つよろしくお願いいたします。
それでは、議事のほうを進めていきたいと思います。協議第2号ですけれども、平成17年度協議事項(南廃協への提言事項)を議題といたします。これについては去年12月においても、住民委員会として南廃協に対して意見というか提言を住民委員会の立場でまとめてやる必要があると皆さんと合意しています。去年の4月からいろいろ勉強会もしながら、それから意見も出し合いながら話し合いをしてきましたので、私共の任期はあと1年で先ほど玉寄さんからもありましたように、この住民委員会で話し合いをまとめて南廃協に対しての提言を出して、これが南部のごみ行政の中に活かされるかたちでまとめていかなければならないと思います。それに向けて、あと1年しかありませんので、そのテーマですね、どういった中身でその話し合いをしていってまとめるかの部分をしてから皆で話し合いを進めてまとめていくことにしたいと思います。今日は1番から4番までテーマを上げてあります。1つがごみ減量に向けた取り組みについて。2番目がごみ問題に向けた意識改革について。3番目が南廃協の進めるごみ処理施設建設に向けた住民合意形成のあり方について。ごみ処理施設(既存施設も含む)の将来のあり方について、この4つのテーマと言うか中身でこの1年間、皆で話し合いをして、このテーマに沿ったものを南廃協に提言してはどうかというかたちです。それを今日決めていきたいと思いますので、出されている4つについてのご意見、あるいはこういうのがいいんじゃないかというようなことがありましたら、是非出していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

大城順子委員
今、ホームページの話をしたんですけれども、諸見里さんの西原町の行政のことから端を発したんですけれども、皆さんはホームページを開いてご覧になったことがありますか。住民委員会の会議録はほとんど会話調で出ていますよね。それを一度、目を通されて、それだけじゃなくて部会も。第1部会から第4部会の会議録は大分、遅いんじゃないでしょうか。つまり、まだ古いのしか出ていないんじゃないですか。早目に出してもらえませんか。それを皆さん、ご覧になって、更にこういうのを考えられたほうがいいかも知れないと思うんです。コンピューターは持っていてもインターネットに繋げていない方もいらっしゃるかも知れないんですよ。だから、南廃協さんで持ってない方が見られるようプリントアウトして準備して、そういう方は早目に来られて目を通すことができるとか、そういうことがもし可能ならば事務局の方々へのお願いです。皆さん、持っていらっしゃいますかね。

委員長
要するに議事録をちゃんと確認してほしいということですか。

大城順子委員
それも活用したほうがいいんじゃないかということなんです。私たちはそういうことも知って活用して初めて、提言もできるのではないかと申し上げているんです。ですからこのテーマについても、そういったものをよくご覧になってから考えられたほうがいいんじゃないですかと、如何でしょうか。

委員長
要するにこの議題についてはもっと考えるということですかね。

大城順子委員
それでもいいんですけれども、これを見てもっと何か感じる方がいらっしゃるかも知れないということなんですよ。

委員長
要するに住民委員会で話し合いをする柱みたいなものですよね。これを決めようということなんです。

大城順子委員
今ですか。

委員長
そうです。これを決めるに当たってどういうふうにするかについては、もちろんいろんな情報、議事録を読んだりとか、当然やる必要が出てきますし、それはこれからの問題です。ただ、その大きな柱を決めないと、あと1年しかないということなんですよね。柱についてどうですかということなんです。

委員
いわゆる協議事項の4本柱、キーワードはごみ減量化・ごみ問題意識改革ということで、これはこの会議の中でも何回か、施設の前にこの入り口部分をもっと小さくしたほうがいいんじゃないの、という議論もありましたね。そういう面では約1年間かけた議論の中で、結局行き着くところの大きな柱はこの入り口の中のごみの減量、それを支える意識、あとは実際ごみが出されてきたものについて処理施設でもってどういうかたちの処理方法があるのか、出口で如何に小さくして無害なものにして、できれば自然に還元できるようなものにしていくか、我々住民委員会で検討すべきはこの2つだと思うんですよ。この2つに適合するような結論を出すために、大城さんが言うように各部門でやっている議事録、そういったものがどうなっているのかという資料的なものも必要になってくると思います。ですから、これは非常に適正な、重要な柱がこの2つの協議事項の中で全部網羅されていると私は思いまして、約1年間の協議がこういうかたちのテーマに絞られていくんじゃないかと思います。多分、この2つを協議すればその中にいろんな情報、いろんな考え方、いろんな派生してくるものがこの2つの中に収斂されながら住民委員会としての提言というものが形作られてくるのではないかと思います。

委員長
他にご意見等ございますか。

知名委員
普通、こういったプロジェクトを立てる時に提言というのは、このメンバーで提言をまとめるというのは、たいへん至難な業なんです。普通はシンクタンクに一任するか、あるいは小委員会みたいなワーキンググループを作って事務局とここから何名か入って(1)については事務局と、例えば吉田さんなりが入るとか、そういうワーキンググループを作るかシンクタンクに一任するかしないと、ここでどういうふうにまとめるんですか。先ほど大城さんが言ったように、インターネットで過去1年間を振り返るというそれは一つの知識を蘇らせるための動きであって、提言をまとめるというのはこの委員会ではちょっと至難な業ですよ。我々もいろんなプロジェクトを立ち上げるんですけれども、だいたいシンクタンクが入るんです。ところが予算関係があってそこまで南廃協はできなかったと思うんですが、そうであればやはり事務局を中心としたワーキンググループを作って提言というもので修練していかないと、ここでどういうふうにやるんですか。

委員長
分かりました。その辺、事務局はどうですか。要するに、提言するのであればシンクタンクを入れて専門的な立場からというようなことですよね。

知名委員
スタンスとして普通はそうなんだよということです。予算の問題もあって難しいと思いますが、そうであれば我々から何名か入ってワーキング、小委員会みたいな事務局が一緒になって。

委員長
次にどういうふうに進めるかという部分で考えてはいるんですけれども……。

知名委員
次の頁に出ているわけですか。

委員長
関連というかたちでですね。今の、それだけ提言するのであればシンクタンクも入れて本格的にというお話もあるんですけれども、南廃協としてのお考えはどうですか。

事務局
協議事項4項目に出ておりますが、今まで1年間協議した、皆さんがいろいろ議論した中から大別してだいたいこういうようなかたちでまとめれば南廃協に意見が言えるんじゃないかということで項目を上げたんですが、知名委員がおっしゃっているように仰々しいものではなくて先ず1例をとりますと、ごみ減量化に向けた取り組みについて一に何々をしてほしい、二に何々をしてほしいぐらいでもいいんです。皆さんが議論したものがまとまっていないですので、一つ一つまとまった、結論付けたものをやって南廃協に出してもらいたいということですので……。冊子にしていろんなものを出していただきたいということではございません。

知名委員
分かりました。

事務局
そういう部分で考えていただきたい。例えば、一番分かりやすいのは3番目の処理施設を造るために住民合意形成が、諸見里委員から言われたように候補地の問題は寝耳に水みたいにするんじゃないですよ、というそれも入れて結構でございます。こういうのはしっかりと事前に住民にやっていただきたい、何々していただきたいというまとめでいいかと思います。こういう考え方でございます。また後ろのほうに作ってございますので。

委員長
メンバーが全て専門家というわけではないし、また専門家ではない立場で住民委員会ということになっているわけですから、その専門ではない立場で住民の一人としてこの問題に対してどうするかをまとめることにしかできないと思いますので、専門的レベルからするとちょっと問題があるかも知れないですけれども、自分たちなりにその問題を提起してその問題についてはこのほうがいいんじゃないかというようなかたちで、提言と言えばちょっと仰々しいかも知れないですけれども、まとめて南廃協に出したいということです。よろしくお願いいたします。もっと他にテーマがあるとか、その辺がありましたら。

大城順子委員
やっていく中でそういうのは出したほうがいいんじゃないかとなった時に、出したほうがいいんじゃないでしょうかね。

委員長
要するに大きな柱を作って、これから議論しながらやっていくうちにこういうことも出てくるんじゃないかというものが出てくれば、当然取り組む必要があるんですけれども、これがないとどういう話し合いで進めていくか方向性がないわけですから、取り敢えずこれを決めて、それに関連するもの、くっ付くものといろいろ出てくると思いますので、それをやりながらでいくということで、大きなテーマはこの4点に絞ってやっていってはどうかということなんです。この4点でよろしいでしょうか。これはまたこれからやりますので、まとめる時期はいつかも含めて、全くこれからですので、取り敢えずこの4点を皆で確認をして、それについて住民委員会でどうまとめていくかをこれから考えていくということです。その関連として次の頁に、協議第2号の関連で先ほど知名さんからありましたように小委員会にグループ分けをして、仲間さんからもありましたように入口あるいは出口という捉え方でもいいんですけれども、2つのテーマに分けてまとめて、それでまた最終的にはこの住民委員会の全体の中でやっていくかたちをとっていかないと、ちょっと難しいんじゃないかという気がして、事務局からもそういう話があったものですからこういうかたちで進めていきたいということで勝手に委員の構成までこういうかたちで出しています。18名いますのでそれを単純に半分ずつに分けて、委員の皆さんそれぞれこの分野がいいというのがあると思うんですが、今、名前がありますので具体的に自分はやっぱりこっちのほうがいいというのがあれば、話し合いをしながら委員の振り分けを考えていきたいんですけれども、取り敢えずこの構成をご覧になっていただきたいんです。どうでしょうか。自分の名前がどの委員会かどうか分かるかと思いますので。

諸見里委員
小委員会の中でその他の事項も是非入れておいていただきたい。ということは、ごみ減量だけに絞るけれども、その他でごみ減量の小委員会の皆さんがまた別に提言したいという、第2小委員会のほうにこういうのをやってほしいというものが出れば、お互いに出せるように……。

委員長
基本的にはこの柱を決めて、どうしてもというのがあれば、それはまたできないというわけではないですから。

諸見里委員
ですけれども、最初からやっていたほうが皆も頭にあるし、またこれだといったらこればっかりになっちゃうから。

委員長
それは頭の中に入れておいていいと思います。

諸見里委員
委員長、お聞きしたいんですけれども、これは今年の末になるんですか。そうすると、私たちの意見が反映できるのかな。

知名委員
これは事務局と調整してタイムスケジュールを掴んでおかなければいけないですよ。

委員長
ですから、その辺ももちろんこれからです。候補地の選定作業も皆さん、既に入っていますけれども、これがいつになるか、もちろんこれと関連して提言を出さないと終わってから出しても意味がないので……。ですからスケジュールも事務局と調整しながら、まとめる時期はいつまでというのはもちろん決めないといけません。ですからそれに応じれば、この小委員会を月に何回開いたらいいかの部分はその皆さんの話し合いで決めてそれに基づいて作業していく、そして全体会はこれまでどおりの第3火曜日でやっていってというような進め方を考えているんです。

諸見里委員
では提案として小委員会は別に持っていただいて、持ちたいと思います。皆でやるとまたできない。

委員長
ちょっと説明が足りなかったんですけれども、こちらに小委員会の委員長、書記とありましてそれを決めていただいて、この小委員会の9名の皆さんでいつ、どこでやるというのは決めてもらって、もちろん事務局とも調整しながら独自に進めていくかたちです。スケジュール的なものも事務局と調整しながらやらないといけない部分が出てきますので、基本的には事務局におんぶに抱っこということではなくて自分たちで進めて、必要な時には事務局にも来てもらって資料提供とか聞きたいことがあればそういうかたちでいきたいと思います。
第1と第2とがありますが、今日はその委員長、書記まで決めて、それぞれの委員がどの委員会に属するか決めて、時間もないわけですから、直ぐに作業に取りかかれるようにしていきたいと考えています。先ずはこのメンバーの振り分けをして、今日は欠席も何人かいますけれども、後で承認をしていただくかたちでですね、どうしてもこの委員会でなければ駄目という方がいれば振り分けをやって決めたいと思います。

知名委員
大筋もうこれで進めたらどうですか。

委員長
これで大丈夫ですか。メンバーはだいたいこれで決めて、その各委員会の委員長、要するにまとめ役と書記の二人を選んで次のステップに進んでいきたいと思います。今、考えていますのは、副委員長が二人決まりましたので、その二人が第1と第2に入ってますのでそこは責任持って進めてもらうと。そしてあとはそれ以外に書記を皆さんの中で決めていただきたいと思います。では、第一小委員会は吉田さんが委員長で……。

諸見里委員
委員長は委員長がいらっしゃるでしょ。

委員長
ですから、小委員会の委員長ということなので。

委員
第1小委員会は吉田さんで、第2小委員会は大城さんで。

委員長
小委員会は2つありますから……。

委員
もう、そのほうがいいんじゃないの。副委員長が二人いるから、第一小委員会は吉田さん、第二小委員会は大城さんで。

花城委員
進め方が少し強引じゃないですか。もうちょっと確認をとったほうがいいですよ。と言うのは、事務局に聞いたほうがいいんですけれども、今年に入って1回も来ていない委員がいるんじゃないですか。今日も参加しているのが11名ですか。そこら辺も考えますと、こういう振り分けをするのはいいんだけれども、実際それがうまくいくのか、いかないのかもあるし、半分ぐらいの出席率しかないのでね。

委員
これはもうやらなければ前に進まない。

花城委員
それはそうなんだけれども、副委員長も小委員会の委員長に決めたというふうな話になっているものだから。

諸見里委員
では今後、会則では何分のいくらでしたか。

知名委員
そんなことを言っていたらもう何も進みませんよ。

諸見里委員
住民委員会の会則があったよね。もう忘れているさ。

知名委員
委員長がせっかく提言したんだから、それを花城さんがちょっと。

委員長
だから今、委員長、副委員長が二人というのはですね、

知名委員
いいんですよ、それは。ですけれども、花城さんの意見も参考にして次回に確認をとるということでどうですか。

花城委員
僕はもうちょっと待ったほうがいいんじゃないかと思うわけ。

委員長
今日の出席率はよくないですよね。

知名委員
ですから決定ではなくて、大筋これで進めると。

委員
来ている分についてはOKだという話ですね。どなたも不都合という話はないので。あと欠席された方は確認したらいいと思います。そうしないと、あと1年という年限しかないので。

委員長
これも月に1回しかないですよね。

知名委員
小委員会が遅れたら月に2回ぐらいやらないといけないですよね。

諸見里委員
結局は小委員会と全体とで2回以上になるんじゃない?

委員
もっと多くなると思います。

知名委員
そういうように進めるとして、先ほど花城前委員長の話もある程度、参考にして本人の了解を取って下さい。

花城委員
心配だったのは、二つに分けるのはいいんだけれども、下手すると委員の半分も参加していない委員会になるんじゃないかということです。そうなると委員長云々の話じゃないだろうと思うんです。

委員
それはあるかも知れないね。

花城委員
うまく割り振りできれていればいいんですけれども。

委員長
出席率に関しては、是非参加してもらうということもやらないと。

花城委員
委員長を副委員長がやることは問題ないんですよ。

大城順子委員
この話はよろしいでしょうか。気になるんですけれども、新年度になって部会のメンバーは大分変わりましたか。事務局長、どうでしょうか。玉城村のほうも替わったと思いますので、それで気になったんですが。

事務局
全員ががらりと替わるわけではないです。

大城順子委員
選定部会は?

事務局
選定部会については助役ですので。

大城順子委員
課長ではなかったんですか。選定部会は課長だと思っていました。

委員長
ではよろしいですか。話を戻します。ただいま花城さんからもありましたように、なかなか出席されてない出席率の悪い委員もいますし、これがどうなるかという部分もあって、一応はこのメンバーで決めて、委員長については副委員長が委員会を進めるかたちにして、次回にもう一度全員が揃ったかたちで確認をして今のような割り振りで進めますよ、と各小委員会のほうは小委員長がまとめて進めていきたいと。

知名委員
タイムスケジュールも合わせて事務局と調整してください。それでいくかどうかはまた委員に諮るんだけれども、だいたいこの線でいくよと。各委員の構成メンバーの再確認をしないと。

委員長
今日は皆さん、それでいいわけですよね。

委員
欠席している人でその構成で変動があればね。今のメンバーは変動がないものとして……。

委員長
ということで、はっきり確定するのは次回まで待って、それが決まれば直ぐに今のようなかたちで進めていくと。それまでには先ほどあった提言書をどの時期までにやるかスケジュール表も事務局に出してもらってということです。

事務局
よろしいですか。スケジュールに関して、ちょっと申し訳ないんですけれども、(3)のごみ処理施設建設において住民合意形成のあり方についての部分がタイムスケジュールに拘束される部分で、あとの1、2、4は恐らくあと1年ぐらいかけて出しても大丈夫だと考えますので、その辺は成り行きを見て次の小委員会までには何月までに出してくださいということを出します。

知名委員
他の委員会との、やっぱりレベルの差があまり乖離しないようにやっていかないといけないと思うんですよ。

事務局
今は皆さんのほうが相当進んでおります。他の部会は全然進んでない状況にありますので、かえって逆にこちらの提言を先に持っていったほうがいいですね。ですから問題ないと思います。

知名委員
分かりました。

事務局
言われたスケジュールは出しますので。

委員長
そういうことで次回、正式にメンバーを決めてこのテーマで小グループに分れてスケジュールに沿ってやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは次に進みたいと思います。協議第3号先進地視察について。これについては計画したんですけれども、スケジュールが調整がつかないということで延びています。これは事務局のほうからお話をお願いできますか。

事務局
前回、前年度で視察を実施していただきたいという事務局の希望でしたが、なかなか折り合いがつかなくて17年度に食い込んでしまったんですが、一応事務局でということですから事務局としては5月の末頃ですね。先方とアポを取りますので、時期としては5月の末か6月の初旬ぐらいに実施してはどうかということです。あくまでこれは事務局の叩き案です。それから実施方法につきましては、もし日にちが下旬、中旬、上旬と上中下に分れたら事務局に任すと皆さんに決めていただければ、先方にアポを取ります。それで都合のつけられる方に参加していただきたいと思います。全員が行くというのは到底不可能なことでございますので、その辺をお任せいただければ、先方にアポをとって次の会合までには出せるということで考えたいと思います。

委員長
はい。先方との調整は事務局にやってもらうということで、今のところ5月下旬頃の予定。具体的に期日が決まれば、早目に決めていただいて、各委員もそれに合わせてスケジュールを調整して参加していただくと。皆のスケジュールを調整してからとなると、ちょっと難しいですので、そういうかたちでしかできないだろうと思います。こういうかたちで早目に見てやっていきたいと思います。

諸見里委員
委員長、視察のところはだいたい案は出ているんですか。

委員長
場所ですか。それは事務局、お願いいたします。

事務局
これにつきましては、南廃協が進めている灰溶融施設を見ていただくものと、被覆型最終処分場ということで宮崎県の北諸県にすばらしい施設ができております。私共も先週行ってまいりまして、住民委員会に見せて参考にしていただくに十分な施設だと確認しました。しかし灰溶融は宮崎にはないです。灰溶融は佐賀でちょっと距離がありまして、どうしても佐賀を見ていただいてからとなりますので、少し移動はしていただくことになりますが、その辺は気分転換でできるんじゃないかと考えています。行くからには中途半端は良くないので、日にちはだいたい二泊三日ぐらいは必要じゃないかと考えております。

大城順子委員
前回、福岡県のほうも視察の地に選ばれて検討されていたんですけれども、如何でしょうか。今回は違うんでしょうか。

事務局
福岡の宗像市もいいんですが……。

事務局
それも一つだと思います。実際、我々が見た中で灰溶融施設を持っているのが佐賀県のほうで、福岡の宗像市の場合ですと、直接ガス化溶融になりますので、宮崎は一緒ですので見て参考にはなるかと思いますが、やはり南廃協が計画しています灰溶融の施設が佐賀のほうにあるということですね。福岡の宗像市のほうは直接溶融ということです。それで今回、局長からもありましたように佐賀のほうを提案しております。

諸見里委員
すみません、前回、循環研さんたちとの意見交流会の中で、こういうところすごくいいんじゃないかという提案を聞いて、ああなるほどと勉強させてもらったのは、この島尻と似ている地域の処理施設の話をしていましたよね。何県と言っていましたか。

委員
東京の話じゃない。

諸見里委員
そういうかたちで見るのも。埼玉でしたか。

事務局
埼玉県ではなくて、三多摩地域。

諸見里委員
すごく地域住民と話し合うにはいいかなと思ったんですよ。私たちは常に処理施設だとかここがやるものだけを聞いているけれども、やっぱり地域住民にこういう事例の良いところも聞くこともいいかなと、すごくいいなと思ったんです。自分たちが今まで考えていなかった見方にすごく共鳴しました。

知名委員
やっぱり地域的に九州がいいんじゃないの。

委員長
今回は主に施設がメーンになりますので。

諸見里委員
施設ですけれども、地域住民に説明したりする時にすごくいいなって思ったんです。

委員長
その施設があるところも広域ですかね、その辺も含めてやるしかないんじゃないかと思っています。

諸見里委員
被覆型の自分たちが建設するものだけを、良いものを見たいというだけじゃなくて、先ずは地域住民の合意形成が大事だから、地域にもこういう事例があると。

委員
東京都の日の出町の関係はどんなものでしたかね。

委員
日の出町は危ないですよ。

事務局
日の出町ももう最終処分場ができています。

知名委員
この間、その話もしていましたよね。

事務局
あれは東京の三多摩地域のものが全部入っていきます。

諸見里委員
ちょうどうちの地域に似ているということだったので、将来役に立つかなって思ったんです。

委員長
今回は施設を中心にですね、先ほどありました住民の合意形成については、また次の機会に。次の機会になるかどうかは住民代表ですから分かりませんが。

委員
できれば視察の時、地域の方々ともちょっと懇談できれば。

委員長
その辺がどういうかたちでできるか。

知名委員
今度、九州に行く時にそれも聞いてみないといけないでしょうね。

委員
地域の代表みたいな人たちでもいいんです。

委員
環境にどういう影響が出ているか。

大城順子委員
実は、福岡県の椎田町のほうも事務局の知念さんの時にお願いしてあって検討して下さることにはなっていたんですけれども、し尿汚泥を発酵させて田んぼに入れてすごく米がおいしくなっているらしいんですよ。福岡県には行かれないので、ここはやはり無理でしょうか。

知名委員
福岡の宗像市というのは非常にロマンがあると思うんです。まほろばの里、何とかビジョンと言ってNHKの沖縄放送局長をやっていた人が何かをやっていたりして非常にそのロマンはあると思う。ただ、我々が目指しているものがなじむかどうかです。事務局のほうがあちこち見ているから、ここが一番ベターだというのがあると思う。あっちも見たい、こっちも見たい、それは皆、それぞれ特徴があるだろうと思います。

委員長
今回、南廃協が抱えている施設選定候補地に向けての、主にハード面がどういうふうに造られていて、また造ろうとしているものが絵では見ているんですけれども、実際どんなものか具体的に先進事例として見てくると。できましたら、そういう中で住民委員の関わりがどうあったかの部分まで触れれば、一番良いと思うんですけれども、メーンはちょっとそっち側にあるものですから。

花城委員
通常でしたら、候補地が決まりましたら、質問状みたいなものを前もって作るんですよ。これを出して、前もって送ってもらう。僕らはこれを勉強しながら、またどういった質問を返していこうというようなやり方でやっていますから、それで住民合意形成の問題とかあるいは今まではどういうかたちだったのか、質問もできると思うのでね。それでやったらいいんじゃないでしょうか。

大城順子委員
事務局長、市長さんとも交流できるんでしょうか。

事務局長
難しい。

大城順子委員
やはり市長が最高責任者ですので、もし市長さんと交流ができるのであれば、話ができればいいんじゃないかと思うんです。どれぐらい合意形成に関わっていらっしゃるかは分かりませんけれども。

委員
市長もいるだろうし、担当課長がしてくれという人もいるし。

委員
これは行政の問題で、こっちがどういう立場でいくかで決まると。

委員
そうかも知れませんね。

委員
先ほどの花城さんの意見は大事だと思いますね。

委員
これはやらないといけないと思います。

委員
そうすれば、本当に私たちが知りたかった部分が十分、意をくめるんじゃないかという感じがします。

大城順子委員
あちらに行って初めて気が付くということもいっぱいあるんじゃないですか。

花城委員
それはそれでやればいいのであって、僕らの関心というのがあるはずだから、それを先ず上げておけば、向こうもまた準備ができるし。

諸見里委員
そのほうが一番良い方法ですよね。

視察は佐賀県と宮崎県で

委員長
では、それも含めまして、5月の日にちが決まれば、それに向けて今のような方法も調整しながら詰めていくということで、5月下旬頃で事務局から説明がありました佐賀と宮崎を視察すると。また他のところについては別の機会に、ということで、今回はそういうかたちで先進地の視察を予定したいということでよろしいでしょうか。
(「はい」「異議なし」の声あり)

大城順子委員
その他でよろしいんですが、よろしいでしょうか。実は、先ほど諸見里さんから伺ったんですけれども、具志川市のガス化溶融炉施設の視察を私たち住民委員会で検討していただけるんでしょうか。皆さんの同意がなければどうしようもありませんけれども、やはりこういう県内の施設も、灰溶融施設だけではなくて、ガス化溶融施設も見てみる必要はありませんかね。如何でしょうか。

知名委員
第2小委員会のテーマになっているから、第2小委員会のメンバーで対応してもいいと思いますよ。

大城順子委員
それでもよろしいんですけれども。皆さん全員、行ったほうがいいですからね。

諸見里委員
大城さんが言うように議題がごみ処理施設だから、全部含めて。将来、処理施設がどうなるかっていうのもあるからね。

委員長
小委員会でそういう話題が出た時に、決まればまた皆さんに呼びかけて行くという方法もとれると思いますので。

大城順子委員
ガス化溶融だけではなくて、いろんな面で私たちが考えることができる場合もあるかも知れないですよね。ですから、そういうのもまた別の観点から見れるんじゃないかなと、あらゆる視点から問題を考える余地ができるんじゃないかと思います。

委員長
分かりました。今日の資料の説明等はよろしいですよね。

事務局
では、リーフレットがあるかと思いますが、これは前回の住民説明会のものを配慮して実際のおさらいのかたちもありますので、この件については後でご覧になってください。質問があれば、事務局のほうに問い合わせていただければと思います。

花城委員
先の話なんだけれども、基本的な問題で還元施設とか地域還元云々が表に出ているが、実際この施設が安全かどうかという視点がずれてしまうんです。多目的広場があったり、テニスコート、ゲートボール場があったり、これら全部を造るのかの話にもなってくるので、こういうパンフレットを作るのは危ないんじゃないかと思います。

なぜ、イメージ図を入れたのか

事務局
これは賛否両論あろうかと思いますが、この件についてご説明します。先ほど花城委員からもありますように、これはどうなるのかと、このようなものを全部造るのかということで質問がありました。今、こちらに出していますのはイメージづくりでございます。イメージ図として今、説明させていただいております。実際に本当にこういったものができるのかといったことは、地形上とか各候補地によって変わってくるかと思います。実際にこちらは、イメージ図として今、見ていただければと思います。
煙突が立っている部分、こちらが灰溶融炉施設でございます。中身については日糧約32トンの処理を考えております。面積、高さ等については以下のとおりになっています。そちらの排ガス規制というのが右手に囲みがあるかと思いますが、この灰溶融施設からの排ガスが出ます。それについては真ん中のほうに法規制という数字がございます。今回、南廃協で計画するものについては自主規制を設けまして、法的規制よりも更に厳しい基準で安全性を図っていきたいと考えております。
次に被覆型の最終処分場ですが、こちらはA、B棟2つに分かれております。後で説明しますが、先ず大きいB棟の部分ですけれども、こちらは囲みの部分で高さが15メートル、幅40メートル、長さ100メートルの埋立容量としまして4万立米を考えております。次にA棟。何故、2つになっていったかと言いますと、1つにくっ付けて6万立米もいいんですけれども、やはり埋め立てない部分がございます。そちらはそのままにしておくよりも、やはり先行利用としてそういう下の囲みにもありますけれども、整備しましてゲートボール場や屋内のテニスコート、あとは多目的広場ですね、保育園児、幼稚園児の運動会みたいなものを開ける屋内の多目的広場として先行利用できないかという計画の案でございます。こちらの容量が2万立米になります。長さが先ほどの約半分ということで50メートルを考えております。
先程来、指摘がございます多目的広場や地域振興については、確かにそのまま説明なしで進めますと、それが確定なのかと、こういったのが造られるという部分が一人歩きする恐れもあります。ですから、これは出す毎に説明をしていきたいと思うんですが、多目的広場等の還元施設についてはやはり地域との話し合いで決めていかなければいけないものかと思います。ですから、場所が具体的にある程度絞られますと、そこの地域にはどういった施設が必要なのかを地域の皆さんとコミュニケーションをとりながら地域振興の施設について進めていきたい考えを持っています。こちらに出されているのは、事務局としての具体的な例としてご理解いただきたいと思います。一般的に先進地のものでいきますと、こういう学習施設やテニスコート、あるいはグランドゴルフ場、公園、あとは市民農園というようなものが出されているということで、こちらのリーフレットには載せてあります。ちょっと説明が足りなければ、確かにそれが一人歩きする恐れがあります。その辺は具体的な絵として見せてほしいとの要望がありましたので、今回そういうようなもので説明させていただいています。よろしくお願いします。

委員長
ありがとうございました。

知名委員
特に問題がなければ、教えていただきたいんですが、この程度の施設はだいたい何人ぐらい必要なんですか。問題があればいいですよ。

事務局
今、手もとに資料がないんですが、一般的に灰溶融施設が若干稼動時間がかかりますが、焼却施設が24時間運転で6名の4班ですかね。約24名ですね。ですけれども、今回の灰溶融炉施設についてはまだ具体的数字が出ておりません。処分場の施設については、一般にオープン型でいきますと、3名ぐらいですね。

委員長
今、事務局から説明していただきましたけれども、次に進めていきたいと思います。次回会議の日程です。次回会議は5月17日午後7時、場所はこちらということで是非、確認をお願いいたします。一応、今日の議題は以上ですけれども、他に何かございますか。諸見里さん。

諸見里委員
今日の新聞でしたけれども、糸豊さんの200トンが処分できないと、今、野積みされているということで、ここの中で向こうへ搬入できないのは適正なごみではないと書かれているんですよね。どういうことが適正でなくて、最終処分場へ搬入ができないんですか。

委員長
適正な処理場じゃないということじゃないんですか。処理場がちゃんとした処理場じゃないから入れられないという。

大城順子委員
民間の、私たちが視察に行ったところですよね。そうですよね、事務局長。

事務局
多分、そうだと思います。

大城順子委員
どこでしたか、倉敷環境ですよね。

諸見里委員
今まで受け入れているのに急に。

大城順子委員
あちらは本当に危ないところだったんですよ。私たちが視察した時にもおかしいと思いませんでしたか。

諸見里委員
でしたら、沖縄県全部入れていないわけですか。南部だけ受け入れていないんですか。

花城委員
恐らく、何箇所かは分からないけれども、民間の最終処分場、中間処理場でも県の指導が入っていて職員が2倍、3倍ぐらいになっているわけ。とにかく分別しなさいというような指摘があって、対応できないのは受け入れるなというかたちまで来ているから、恐らく県の行政的指導の問題だと思います。

大城順子委員
ここは別のところにも埋め立てたんじゃないですか。

花城委員
今まではルーズにやっていたけれども、厳しくなったから業者が受け入れなくなったわけです。そういう意味だと思うわけ。具体的にどうなのかは分からないですよ。

諸見里委員
だからいつも分別の徹底を言っているのはここですよ。

知名委員
国から不適正な業者と言われたために云々、が書いてありますね。

大城順子委員
そうだったんですか。

知名委員
国から環境等への配慮で不適正な業者とされたため、と書いてあります。

委員
だから何でと。

委員長
他にございますか。もしなければ、終わりにしたいと思いますが……。

吉田委員
先ほどの視察の件で花城さんのご意見に関してなんですけれども、私も賛成なんです。時期的に考えると、次回会議でどういう質問を出すかという考えをまとめないと間に合わないですよね、それでも遅いぐらいの感じだと思いますので、それを次回議題に取り上げていただきたいと思います。当日に案がたくさん出過ぎて収拾がつかないことにならないように、次回そういうことをやるのでその間、各自考えてくるというのは如何でしょうか。

知名委員
遅いぐらいですよ。

吉田委員
そうですよね。

花城委員
決まり次第、向こうのパンフレット等を委員に送ってもらえれば、だいたいのことが書けるんじゃないですか。

吉田委員
17日に決まって、その後に送っても間に合うのかと。

委員長
はい。よろしいでしょうか。

事務局
今の件、もう一度確認してください。視察項目は次の会合までに各自持ってくると。

委員長
持ってきて、それをまとめてやる。それで決まれば、先方にお願いをするということです。

大城順子委員
事務局から欠席の方にごみ排出量調査票の提出を連絡していただけますか。

委員長
提出するように次の案内に書いてもらえますか。

本腰を入れて取り組みたい

委員長
では、今日の議事は終わりましたので、なければこれで閉会にしたいと思いますけれどもよろしいでしょうか。たいへん、お疲れ様でした。先ほど、ちょっと出ましたが、ごみ問題も既に糸豊の問題で出始めていますので、この住民委員会も本当に腰を入れてやらないとたいへんなことになると思います。

大城順子委員
分別が一番大切ということになりますよね。

委員長
そういうことですので、あと1年、私もしっかり頑張っていきますので、最後までよろしくお願いいたします。たいへんお疲れ様でした。

 
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