第8回住民委員会

会議録
南部のごみ問題を考える住民委員会 第8回会議録(要旨)
日時:平成16年12月21日(火)午後7時〜9時 場所:南部広域行政組合会議室
出席者:委員9名(欠席9名)・事務局4名
議事
報告第1号 前回会議(要旨)の確認    事務局より報告。



協議第1号 委員のごみ排出量調査、減量化チャレンジの実施方法について(吉田委員から説明)
(1) 南廃協の数値目標が妥当かどうかの検証と住民委員会からの減量化案を提案するために実施する。

3ヶ月ぐらいかけて、各委員、南廃協の各家庭で排出量の調査、減量化策を検討するために行うが、

委員が揃う次回会議で、再度確認をする。

報告第2号 第1部会との意見交換会について 事務局より報告。

   12月27日(月)午後7時から実施することで確認した。

報告第3号 公開シンポジウムの総括について 事務局より報告(各委員の意見抜粋)

(1) 基調講演であった地質について、CTスキャンで断層を調べる専門の方を候補地選定の委員に加えることができないのか。

(2) 基調講演は地質関係、パネリストは減量関係でうまくかみ合っていればもっと良かったかも知れない。

(3) テーマがぼやけていた。講演は企画段階では堆肥化の話だった。変わるにしても一貫性が欲しかった。

規模は小さくても、壇上とフロアーが交流できるようなものがあってもいい。

(4) 勉強にはなるが、やはり講演はテーマに添って調整する必要があったと思う。

(5) 要望だが、減量目標を実現するためには、アクションプログラムを作って、各市町村が主体的に、具体的に動かないといけないと思う。クリーン指導員を活用して実践していくことが大事ではないか。

議事録
事務局

委員長のご挨拶の前に、事務局のほうからお礼を申し上げたいと思います。12月4日のシンポジウムにご参加くださり、大変ご苦労様でございました。今日の議題の中にも少し反省も含めて総括をして、また次回につなげられる部分についてはつなげていきたいと考えていますので、今日は敢えて議題の設定をさせていただきました。参加人数だけでも結構にぎやかだったんですが、改良すべき点も出たんじゃないかという感じがしております。その辺で、後ほどご意見をお聞かせいただければと思います。

今日は8名で会議ということになりました。よろしくお願いしたいと思います。では委員長のほうから。



委員長

では、報告1号と3号を先にやっていきましょうね。



事務局

では、1号と2号ですね。前回の会議資料、資料1をご準備いただきたいんですが、資料1のほうで2つあるかと思います。先月は事務局の不手際で、大城順子委員の発言の趣旨がうまい具合に伝わってなくて訂正の部分がありました。その訂正の部分をいただきましたので、差し替えというかたちでよろしくお願いしたいと思います。アンダーラインの入っている部分が資料1です。(3)の部分です。迷惑施設が集中していることへの考慮はどのようにしているか、全部一緒になると住民は納得しないのではないか、灰溶融炉からは基準値内ではあるが、有害な塩化水素ガスが出る、また溶融残渣は水洗いをすることになるので、その水を放流することによって汚染されるのではないかというようなご心配が出ております。

あと1点です。南部6市町村で、敢えてし尿汚泥を肥料にしないで燃やすのは何故かというようなご質問が出ております。この2点が前回の会議との差し替えでございますので、よろしくお願いいたします。

同じく資料1の2n。2枚綴りの分がございます。これを確認していきたいと思います。11月16日でございます。議事のほうで協議第1号、灰溶融施設と被覆型最終処分場について勉強会を行っております。その他に※印で大城順子委員から、長野県中信地区廃棄物処理施設検討委員会報告書の資料提供がございました。その中で勉強になる意義が少しありましたのでまとめてございます。(1)候補地選定について塩化水素ガスや廃水、汚染されること等、住宅地が近いとそれだけ反対する住民が多くなる、やはり住宅密集地は避けてほしいとの要望、ご意見でございます。(2)企業関係の発泡スチロールがかなり入ってくるが、できるだけごみにならないもの、作らない方法はないか。デポジット制のような動き等、企業は市町村からそのような指導があれば減らせると思う、とのご提言でございます。これに対してコンサルタントさんから若干触れてございます。グリーン購入法というのができ、公的機関等は率先して再生品を利用させようという国の働きかけですね、そういう動きがあるとの紹介がございました。(3)で施設関係の説明に対して理解度に温度差があると、用語についても難しい、素人でも分かるような視覚に訴えるようなものはないかというようなことで事務局に対しての反省ですね。(4)リサイクルの中で熱回収についてコンサルタントへ聞きたいということがございました。それに対して廃棄物を循環し資源として利用し、利用が終わると焼却、出ていった熱を使って発電することによって発電所の燃料を減らすことで使用数を削減することができるというようなことでございます。(5)施設について建設段階からISO40001を取得してはどうかというようなご意見がございました。外部のチェック機関が入って環境が保全できるようなシステムを今後は作るべきではないかというようなご提言、ご意見でございます。(6)これは施設そのものに対する疑義だと思います。絶対安全ということはあり得ないので、選定のほうからきちんとやるべきではないかというようなご意見です。(7)ごみ処理施設は循環をちゃんとやらないといけない、それができないから結局問題になると、行政への提言ですね。(8)住民が一丸となってごみをこれだけ減らすから施設はこれだけの規模ということを住民がやることができればいいのですが、未だ見えていないというようなご意見でございます。(9)計画では灰溶融施設は想定30dと言うが、減量しようという時にこの規模だと一人当たり1`以上出しなさいと言わんばかりではないか、減量に対する意欲を失ってしまうというようなご意見でございます。それに対して施設規模の設定の仕方に若干触れてございます。国の基準で施設は365日稼働ではなく、計画的に止めて検査等をする、それを勘案して設定をしていくというようなことでございます。(10)し尿汚泥の肥料化について、でございます。汚泥は燃やしているのかというようなご質問です。燃やしてないということですね。し尿処理施設から汚泥再生処理センターとなって、し尿汚泥と生ごみを合わせて肥料化していくが、現状は肥料が使われないというような課題、問題があるということでございます。(11)施設建設について造られる側になると、下手な減量計画をされたら困る、妥協ではなく絶対ということが条件である。国の基準より(判定基準になるんですが)下回る自主規制基準、保証値という言葉が出てまいりました。保証値を設ける必要があるというようなことでございます。(12)ごみ減量について、建設された地域住民は頑張るかも知れないが、遠いほうは意識が薄れるので意識付けを行政は考えてほしいというようなことでございます。

次に2枚目をお願いします。(13)規模についていろいろな計算があってその数字になると、これまでもっと減らせるのではないかということになっているが、住民委員としてそれなりの根拠を示したらどうかというご提言ですね。委員と事務局が実践をしてみて、減量目標が高いあるいは低いを判断すればいいのではないかというご提言です。(14)良い提案だと思う。いろんな人がいるので、どこかで妥協案を作らないといけないし、組織としての対応と個人の減量への意識を高めることをやっていかないと良いものはできないのではないかというようなことでございます。あと(15)の環境教育についてです。ごみ拾いをやったが、焼却か資源なのか分別ができないと、南廃協あたりでクリーン指導員を活用して環境教育に取り組んでもらえないかというようなご要望でございました。(16)統一したごみ分別事典、教科書を作ったらいいと、広域化すると更に意識は低くなるので家庭も学校も事業所も行政も環境に対する意識を共有しないといけないのではないかということがございました。

あと候補地の選定について、でございます。焼却炉と灰溶融をセットにすると経済的な効果はあるが、施設集中になるのでそれは避けてもらいたいというようなご意見でございました。まとめで、今日のことなんですが、定例会で減量化の勉強会を実施するということで、これは吉田委員のほうでワークシートを準備するとのことでございました。

協議2号のほうで当初21日の予定でございました第1部会との意見交換会は、27日に変更してございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。



委員長

議事録の修正ですとか、もし意見がありましたら。



事務局

よろしいでしょうか。



大城順子委員

一つだけお願いします。10番目のし尿汚泥の肥料化について、「燃やしていない」ではなくて「燃やしている」というのを確認しているんですけれども。



事務局

「燃やす」という表現が、どちらかと言ったら「さらさらの」「コーヒー状」にするという、そのものは燃やしていないとの話だったということではないですか。



大城順子委員

私は、前回はコンサルタントにどう思いますか、と聞いたんですよね。コンサルタントがおっしゃるには、環境省は燃やさずに肥料にすることを薦めているとおっしゃったんです。だから、これは全く違うんですよ。し尿を燃やしているかというのは、10月に清掃組合職員にちゃんと燃やしていると確認しました。



委員長

具体的にどの施設かという、この辺がまだはっきりしていないので……。



大城順子委員

10の市町村にもちゃんと聞きましたよ。



委員長

10の市町村にもですか。



大城順子委員

はい、はっきり聞きました。燃やしてるってはっきりと言っていました。



委員長

燃やして後はどうなっているかというのはどんなですか。



大城順子委員

どうして燃やしているんですかって聞いたんです。そうしたら、水銀が、ということなんです。与那原の方でしたか、私の隣に座った方が伝染病もうつるからと、これはおかしいと言ったんです。一番それに詳しいのは、富永さんですよ。富永さん、教えて下さい。



委員長

よければの話です。強制じゃないです。



汚泥と下水道の違いとは?



富永委員

し尿処理はあまり知らないんですけれどもね。下水道、汚泥については知っていますけれども。



大城順子委員

下水道は汚泥なんですよ。し尿、汚泥というのは……。



委員

汚泥とは別のものでは?



富永委員

違います。



大城順子委員

私、下水道、汚泥のことを言ったんですよ。し尿・汚泥とそういう意味で言っているんですよ。



事務局

し尿と下水道とはまた違うんですよ。



大城順子委員

違うんですか。



事務局

ずっと、し尿、汚泥の話が出ているものですから……。



大城順子委員

下水、汚泥だったんですよ。どう違うんですか。



富永委員

これはちょっと名前の違いかと思うんですけれども、し尿処理場の大きい点では下水道に入ると思いますけれどもね。農業集落、漁業集落、類似施設という位置付けです。通常言われている下水道というのは、国と県、市町村が管理する施設になっておりまして、市町村が管理するのは公共下水道と言います。そして2つ以上の市町村が下水道をつないで管理すれば市町村でも管理でき、また県でも管理できるということで、沖縄県は2つ以上の市町村の下水道は県が全部管理しています。市町村が管理できるということになっているんですが、県が管理しています。これが下水道です。それと、し尿と言いますのは、浄化槽。下水道が入っていないところは単独浄化槽と合併浄化槽と両方あるんですが、最近、合併処理浄化槽でないと駄目ということで……。



大城順子委員

合併とはどういう意味なんですか。



富永委員

合併というのは、生活排水、台所、風呂場、トイレ。単独というのは便所です。それで浄化槽から取り出した汚泥が、今、言われるし尿処理場で処理されています。ただ、おっしゃるように、これはし尿処理場は再生処理センターとなっておりまして、恐らくここで肥料化しているんじゃないかと思うんですけれども、その辺が私には分からないです。



委員長

し尿処理場で当然汚泥が出てきますよね。これは再生処理センターかな、そこに一応運んでいるのですね。



富永委員

はい、そうですね。



委員長

肥料にするために運んでいるはずなんだけれども、実際は肥料として使われてないことになると、基本的にごみになりますよね。問題はそこら辺の部分ですよね。



大城順子委員

那覇市は下水道の汚泥はどれぐらい出てましたか。



委員長

トンとかいう話しか聞いてない。



大城順子委員

1日何dか、分かりませんか。



委員長

し尿処理、1日30dとかそんなふうに聞いたんだけれども、はっきりした数字ではないです。



富永委員

那覇の下水処理場に入ってくるのが、一日何dだったのかな?



委員長

下水処理とし尿処理とは、また別個に考えましょうね。



大城順子委員

私も分からなくなりそう。先ず下水処理で、はい。



富永委員

那覇下水処理場に入っていくのは浦添の一部、那覇市、豊見城、南風原です。



大城順子委員

豊見城は全部ですか。



富永委員

豊見城もまだ、そうだと思います。



事務局

豊見城は半分ぐらいは……。



委員長

公共下水道が整備されている部分はそこに入ってくるということですね。



大城順子委員

それで浦添が一部、豊見城が半分、他には……。



委員

今、一日20万dぐらい?



大城順子委員

汚泥として?



富永委員

汚泥として一日当たり60dから70dぐらい。



事務局

東風平はまだ集落排水ですね。



大城順子委員

汚泥として一日60dから70d、これが全部ですか。



富永委員

はい、全部、民間の会社に委託しまして堆肥化しております。那覇も宜野湾も具志川も西原もそうですね。名護市、石川市、本部もそうですね。



大城順子委員

それで、売れないということがあるんですか。



富永委員

農協を通じて処分しているという話でしたから、大丈夫です。



大城順子委員

農協が入っているんでしたら大丈夫ですね。これは市場に出しているわけですね。



富永委員

私が聞いた分で、北中のし尿処理場、倉浜衛生、何でしたか、あの二カ所は肥料化しているようです。し尿処理で肥料化しているようです。あとはちょっと分からないですね。



大城順子委員

それとですね、10の市町村は下水道ないんですか。



事務局

豊見城だけじゃないですかね。那覇市に引っ張っている部分は……。



富永委員

南風原もそうですね。



委員長

6市町村には入っていませんね。糸満も入っているんじゃないですか。未だですか。



富永委員

糸満もありますよ。



事務局

糸満は独自のものですね。西崎にありますね。



委員

与那原も西原でやっているんじゃないの。



大城順子委員

与那原でもまだまだでしょう。



委員

与那原は西原に引っ張っている。



富永委員

与那原、西原もやっています。大里はほとんど農業集落で出ますから、大里あたりはもう100l引っ張っているんじゃないですかね。



委員

農業集落の一部分では?



富永委員

玉城、知念は農業、漁業集落でやっています。



委員長

玉城は聞いたことがあるんですが。



富永委員

玉城、知念が漁業集落、農業集落で。



事務局

あれは義務ではないんですよね。接続するための費用は個人負担で。



大城順子委員

そうなんですよ。個人負担で。相当お金がかかるところもあるようですよ。



委員長

率が低いところが3割とかあって、高いところでは7、8割という話ですからね。



事務局

そうしないと、今度は浄化槽で溜めてこれはこれでバキュームカーで汲み上げてそれぞれの市町村の処理場に持っていくという話になるわけですよね。



委員長

バキュームカーで吸ったのが基本的にし尿処理場に行くわけです。



事務局

今、多分し尿の話にこだわっているので、し尿で今、燃やしていないという話をずっとやっているわけですね。



大城順子委員

すみません。私は下水道と一緒だと思っていたんです。だって私には同じにしか考えられないんですよ。



事務局

人体から出るものはそんなに問題ないと思うんですけれども、やはり風呂場とか洗濯水、そういうものを合併処理しますから、それを肥料化するのはちょっと厳しいんじゃないかと思います。



大城順子委員

そうではないと思います。案外肥料として、何か那覇市もやっているようですし、それに……。



委員長

計画はあるけど、未だですよ。し尿処理の話は……。



富永委員

農業集落とか漁業集落でやっているところはですね、今は水銀が少ない。下水道については医療機関も全部入ってきますから、そのあたりで水銀やカドミウム、有害物質がたまに入ってくる可能性がありましてね。



大城順子委員

医療機関かららしいですね。



富永委員

昭和56年頃でしたか、県議会で問題になりまして、この時に医療機関あたりをほとんど毎週行ったりあるいは呼んだりして、体温計とか学校で使う水銀の温度計、その辺を全部デジタルに換えてもらってかなり減って、減った状態で基準値を下回ったものですから、それから肥料化しております。

農業集落とか漁業集落については医療機関がそんなにありませんので、排水についても農業用水として使っております。



委員長

基本的には可能性があるということは、前処理というのは当然必要になってくるんじゃないですか。いわゆる堆肥として外部に出す場合には……。



富永委員

そうです。



大城順子委員

そういう違いがあるんですか。



富永委員

そうなんです。



大城順子委員

すみません。私は理解できませんでした。教えてもらって有難うございました。し尿汚泥と下水道汚泥の違いも全く分かりませんでした。



委員長

では進めていいですか。どんなですか。シンポジウムは総括でやってもらいたいんですよ。



シンポジウムのアンケート



事務局

では、シンポジウムでアンケートを取りましたのでその集計結果。できればご意見をお聞かせ願いたいと思います。

12月4日、参加者が460名でアンケートの回収数184名で回収率40lとなっています。中身については、多分ご覧になってお分かりだと思います。中身については後で各自お読みいただきたいと思います。今日このアンケートをあげたのは、今度また南廃協あるいは住民委員会のほうでフォーラムなり、そういうものを開催する時に参考になるのではないかというようなことで挙げてございます。

特にフロアとの意見のやり取りについて、去年はマイクを持ってやり取りしたんですが、今回は質問方式のかたちで文書で質問事項で書いていただいてやり取りをしようということで計画して、中身について時間的な制約もあった関係でうまくできなかったことが反省点で、特にその辺が反省点だったと思います。あとは基調講演とパネルディスカッションとのつながりが弱かった部分ですね。あとは質問とか要望とか、これから南廃協に取り組んでほしいということにつきましては、各自でお読みいただければと思います。事務局からはこの程度にしたいと思います。



委員長

その時の意見とか委員からありますか。



大城順子委員

せっかく基調講演を高杉先生ですか、実は高杉先生は地盤のこと、地質のことをすごくおっしゃっていましたよね。それで地質に関して専門の加藤祐三先生という方が琉大にいらっしゃるらしいんです。CTスキャンで断層を調べたりとか、そういうことができると。その先生のおっしゃっていたようなやり方ができる専門の先生を選定委員のメンバーとして加えることはできないんでしょうか。



委員長

第1部会との意見交換会がありますよね。その時に挙げてもいいんじゃないですか。



大城順子委員

その時にはもう10カ所ぐらいに絞り込まれているんじゃないですか。



事務局

大丈夫です。



大城順子委員

まだですか。絞り込まれているんじゃないか、ってそれが心配で。



委員長

逆に心配なのは、選定委員会があるのか、ないのか。第1部会が主導でやるのか、やらないのか、この辺だと思うんですよ。



大城順子委員

そうですよね。私は12月中旬にはもう10カ所にと思っていたものですから。



事務局

まだまだですね。それを予定していますからね。



大城順子委員

では、よろしいです。はい。



事務局

あと何かお気付きになった点があればどしどし。はい、どうぞ。



委員

もっとたくさんの人たちがいらっしゃるんじゃないかとすごく期待していたんですよ。市町村の参加人数を見てみたら、少ないなという感じを受けているんですよ。それと確かに質問をもっとやりたいなというような人がいたような感じはするんです。時間的な制約がどうしてもあるのかなと。できたら本当は、パネラーの皆さんがいらっしゃるので、一対一で話ができたらもっと良かったのかな、という感じはしました。



大城順子委員

私のほうからは、基調講演の高杉先生とパネリストの他のメンバーとはちょっと違うんですよ。つまり、高杉先生は地質関係ですよね。パネリストはごみ減量ですよね。ですから少しそこら辺の違いがあったので、そこをうまく合わせれば良かったかも知れませんけれども、急に代わったんですよね。だからこれは仕方がなかったと思うんですけれども。ただ、そういう意味ではちょっとトラブルまではいきませんけれども、こういうことがあってもこういうシンポジウムができたので良かったと思います。

ただ、事前告知、これは残念ですが、『地域だより』には載っていましたけれども、玉城の私たちの近くでは放送もされなかったんですよ。やはり、放送するようにとかそういうマイクを使ってやってもらうといいんですけれども、住民説明会やこういうシンポジウムがある時は南廃協から各市町村にそのように指導してもらえませんかね。よろしくお願いします。



吉田委員

今回、このシンポジウムには企画に携わらせていただいたんですけれども、やはりちょっとアンケートにも出ているように、テーマがすごくぼやけたと思うんです。企画の段階では一応、堆肥ということに絞って山形県の長井市の方を選んだんですけれども、だからやはりそれはたとえ覆ったとはいえ、出てくる人はそういうことは全然分からないので、やはり仕方がなかったというのではちょっと片付けられないと言うか。ですから今回はしようがないと思うので、やはり明確に今回、伝えたいことは何かということと、あとは出てくる人の一貫性で、もし変わるのであったら、どれぐらい趣旨を伝えたか分からないんですけれども、その高杉さんにももう少し事前に何かそういうことでというようなことで、もうちょっと統一性があったら良かったのかなと思ったんです。

今、アンケートをざっと読むと、生ごみ堆肥化の関心、実際やっている人の答えた限りでは、50lぐらいの人がやっていて、50l以上の人が関心を持っているので、それができたらもっと良かったのかと思いました。ですから、次回シンポジウムをやる時は、今回は断られたのも本当に避けられないことで断られたのかも知れませんけれども、同じようなことにならないようにされてはどうかと思いました。



委員

確かに僕もシンポジウムの内容では皆、思い思いの分野でばらばらだなという感じはしたんだけれども、ごみの減量という部分できちっと統一できたらと思いましたね。私も過去に琉球新報との共催でシンポジウムを行った経験があるんですが、3回ぐらい一応できたんですよ。この先生はこういうところでこういう話の講演があったというようなことでしますからね。だから大学の教授の先生も、基調講演もある程度こういう方向できちっと調整しながらやっていかんとね。テーマに少し離れたところがあった感じはします。勉強にはなるけれども、やっぱりシンポジウムで一つのテーマに絞るということは、事前の調整とかその辺も必要じゃなかったかなという感じがします。



吉田委員

すみません、あと1点いいですか。私は結構たくさん人が来ているなと思ったんですよ。当日の状況だと皆さんもうちょっと話をしたい、質問をしたいような感じだったので、壇の前で話す人というのがもうちょっと、何と言うんでしょうか、実際やっていらっしゃるクリーン指導員の方とか地域に根ざした方ですね、あと自治体の人でも構わないと思うんです。そういう方にして、あとは壇の上と下とかではなくて、規模は小さくてもいいと思うので、もうちょっと交流するような感じ、もうちょっとディスカッションができるような感じの、今やっている説明会がそれに当たるのかも知れないですけれども、そういうのをたくさん開いたほうが、一度に集めて上から関心のある話を聞くよりはもうちょっと住民とやり取りができるというものが欲しかったんじゃないか、という印象を受けました。



委員長

吉田さんがおっしゃったように基本的にはそういうかたちだと思うんですよ。あれはあれで仕方がないと思うんです。例えば、住民説明会というかたちであちこちでやっていますよね。その際、その説明会の持ち方でやはり問われるべきじゃないかと思います。それで当然そういうシンポジウムをやったりとか、あるいは富永さんがおっしゃられたようにフロアとの意見交換がちゃんとできるというのがやはり必要になってくるはずですので、あのやり方というのは一番合理的なやり方なんですよ。質問票に書いて、20枚ぐらい集めて、その中で感銘したものをくっ付けてそれで済ませてしまうというやり方がね。それが大人数を反映しようという利点もあるんですが、それはそれで仕方がないんじゃないかと思うですけれども。それはそれで住民説明会の持ち方で恐らく解決すべきことじゃないかと思うんですけれどもね。



大城順子委員

昨年のシンポジウムではマイクを握って質問ができましたよね。そういう時間があったんですよ。



委員長

例えば、企画する側からするとマイクを持たせると人数も制限されてくるわけ。一人で3分も4分も喋ったら、その分で3名は十分できますからね。



大城順子委員

コーディネーターが同じような質問を出さないで、質問票を選ぶというのはいいですよね。



委員長

その利点でそういうようになっているわけです。



大城順子委員

一長一短あるわけですけどね。ただ、コーディネーターに攻撃なさっていらした方が一人いらっしゃたんですよね。ご存じですか。その人もかなりおっしゃりたいことがあったんだと思うんです。だから、住民説明会で満足できなかったのかも知れませんけれども。

私はコーディネーターのほうが質問票をチェックしてそれを出すというのもとても良いことだと思います。でも、マイクを握ると、その人の気持ちがもっともっとそのマイクを伝って声が出るのでね、これもいいし。どちらも一長一短あって、悪いとは言いませんけれども。だから、両方やって良かったのかも知れないし。私はあのシンポジウムはシンポジウムでとても良かったと思うんですよ。バランスはちょっととれてはいませんでしたけれども、でも良かったなっていう感じを受けました。良かったに丸を付けたんですけれどもね。



各市町村にももっと自覚を



委員

ちょっと関連です。シンポジウムの評価は、すごく良いという評価をするんですけれども、住民説明会も南廃協の皆さんが非常に難儀をしてもらって、10カ市町村回るということなんですよ。私もごみ担当の経験もあるけれども、5種分別の時にその当時30回ぐらいやったんです。各種団体から各自、やはり具体的に僕は5種分別全部箱に分別して、資源ごみも全てかついで車で行って説明したんだけれどもね。今の我々処分場を含めて、特にごみ減量化で市町村の担当課が中心になって主体的にやるという方法をとらないと、それは今、いろんな皆さんの意見の中でも範囲が広くなってくる。処分場を造るということで一生懸命勉強しますけど、そうじゃないと思うんです。この10カ市町村がそれぞれの市町村をきちっと指導していくという、この雰囲気を作らないと、南廃協の事務局が今のところ大変ですよ。だから、ああいう説明会でも市町村長も自分と市町村担当課長を呼んで挨拶する、中心となって司会をする、こういうことをしないと大変じゃないかと非常に感じるんです。私が担当者だったらやりますよ。皆さんのスケジュールで何名か来てもらって、大里だったら大里の環境担当から仕切っていくようにしますよ。

そこで、クリーン指導員がいますよ。今、豊見城、大里、何カ所かほとんど機能してないというような話もありますよね。この地元のクリーン指導員がこの処分場問題も含めて、ごみの減量化は数値目標も決めたわけですから、アクションプログラムを作ってそれぞれ各市町村が動くと、これはこっちの決定を待つわけでもないと思うんですよ、日頃から減量化と言っていますからね。こういうところを主体的に各市町村にきちっとやっていくと、またそうしていかなければいけないと思うんです。いつも何か処分場問題、今、現状は行政がやることを南廃協の中でやっていくというようなね、本来はそうじゃないと思うんですよ。それぞれの市町村が、統一的に立てたものをいつでも実践できるという状況じゃないといけないんじゃないかと思います。この辺について仕向けていかないと、また実際、その自覚がないといけないです。個々の市町村、集落単位でやるわけですから。私も約60名のクリーン指導員に3カ月ぐらい学習会をしてごみの分別、全て講習会をやりましたのでね。だからそういうことで、それが落ち着いたらもう活動しなくなった部分があるものですから、各市町村のクリーン指導員を中心に学習会をする。クリーン指導員だけの10カ市町村の集まりをもっと話し合いできるような、フリートークでもいいし、ディスカッションをしてもいいんじゃないかというようなね。そこで、我々委員も減量を実践する、クリーン指導員もやるということでやればね。いつも考えていることはごみの担当は1人か2人しかいない、クリーン指導員は30名ぐらいいて30ぐらいの仕事ができるわけですからね。こういう考え方で広めていかないと、とてもじゃないけど厳しいんじゃないかということで、もう少し市町村に担当を集めてそういう実践をさせていくということですね。今、処分場は南廃協があるからここがやるものだというような感じがあるものですからね、その辺を各市町村にやるというようなことを是非、話し合いを持って、課長会でもやってそのようにやってもらいたいと思います。これ要望です。



委員長

こちらからの提案なんですけれども、そういう意見とか要望というのは第1部会との、報告第2号とも関連してきますので、先ず協議1号の「委員のごみ減量実施方法について」を先にやって、それからまとめのかたちで報告第2号へいきたいと思いますが、それでいいですか。では、そのようにさせてください。



事務局

協議1号の「委員のごみ減量実施方法について」。これは吉田さんのほうでお願いします。



委員のごみ減量実施方法について



吉田委員

皆さんのお手元にコピーが配付されていると思います。ごみ排出量調査&減量化チャレンジの提案ということで提案書を作ってきました。一応、私が考えている目的は、実際に委員とあと南廃協事務局でごみの排出量調査をやって、そして今、想定されている減量化案というのがあって、皆さんにも渡されていると思いますが、この想定されている減量化ですとか、皆さん各自が考えている減量化を実際にやってみて、実際に平成20年度までに9l削減、更に30年度までに36l削減なんですけれども、こういう数値が普通にやってみて妥当なのかとか、もっとできるとか、やっぱりこれすらもできないかも知れないというのを出してはどうかということです。実際の数値を出すことで住民委員会の発言に根拠を作ることを目的としたいと思っています。

対象は住民委員の家庭ごみと、あと南廃協事務局の事業所ごみですね。事務局の方の家庭ごみでもいいと思うんですけれども。具体的実施方法としては約3カ月間かけてですね、1カ月目は実際、今、どういうものをどれだけ出しているのか測ってみるということで、ごみ排出調査票案というのを作ってきたんですけれども、こういうもので重さを測っていただいて記録をしていく。それと並行して、ごみ減量化策というのを調べていただいて、これが一般的なことというのはインターネット等にのっているのでいいと思うんですけれども、例えばマイバック運動というのがあったとして、それを自分の身近だったらどこでできるのかとか、それをするとどのような良いことができるのかということで、沖縄、しかも自分の近くでできることということで、その減量化のためのアイディアを皆さん各自調べていただけたらなと思っています。それを1カ月目にやって、2カ月目から実際にそれをやっていく。これもまた記録継続して付けますので、どれぐらい減ってるかが分かってくる。3カ月目も継続するんですけれども、2カ月目の状況を見てもっと改善すべき点等を考えて3カ月目も取り組んで、最後は最終的な成果物ということで実際にどれだけ減ったかの数値と、あとはいろんな出てきたごみ減量化のアイデア、それを取りまとめて住民委員会の提案というかたちで出していってはどうかという内容です。

ごみ減量化策という調査票のところは、5Rですね。断る、減らす、再使用する、修理する、再利用する、こういう視点で例えば修理、近所で修理をしてくれるところとかそういうアイデアでもいいと思うんです。あとは再使用の情報でリサイクルショップの話とか、フリーマーケット情報とかですね。そういう何か5つの視点でできることはないかを調べてもらえたらな、というものです。例えば、ホームページからとった情報、『あるある大事典ホームページ』ですね。「ごみ減らしの秘策」というような感じでありますので、こういうこと等も頭に入れつつ、本当に身近でできることを調べてはどうかと思います。

一番最後のページが大体、これおおざっぱなんですけれども、最終的にこういうようなかたちで各自、その月の出たごみの量と、どのぐらい減らせたのか、あとちょっとリサイクル率という視点で考えてみたんですけれども、ここの中で資源になっているものと廃棄されているものとがありますから、ちょっとリサイクル率という視点で見てもいいかなと思ったんです。ごみ全体の量が減ってくると、それ以上減らなくなりますので、将来的になんですが、そのリサイクル率を上げるというような目標設定も考えられると思いましたのでリサイクル率というのも入れてみました。

ちなみにその2枚目のところに、これはちょっと古いデータなんですけれども、平成12年度の市町村データがあるんですね。だいたい南部市町村が11lぐらいの重さベースでリサイクル率となっています。6市町村、微妙に分別方法が違うので、このリサイクル率ですと、削減できる量というのも違ってくると思うので、それはあまり競争とかいう意識をしないでいいのかなと思います。このような提案なんですけれども、良かったでしょうか。先ず目的等についてはいかがですか。



大城順子委員

前回、調べましょうとか測りましょうとかおっしゃっていましたよね。そこで私、2週間だけ測ってみたんです。私は生ごみを全部、畑に埋めているので、1週間目1日1人当たり105.5cでした。2週間目、頑張りました。98.8cでしたか、1日1人当たり98cでした。燃やすごみ、燃やせないごみを合わせてです。これ以上は無理かと思いますけれどもね。あとは新聞紙等は資源ごみですよね。ですから他は全部資源ごみで、そこまで減らせたんですよね。減らせると思う。

徳島県上勝町のそういうのも、とても興味があるんですよ。私たちが今、出しているものの10分の1しか出してないというし、金額も調べてきたんですが、今南部の6市町村は年間1人当たり7,233円で、上勝町は1,739円なんですよ。それで灰溶融炉施設とかいろんなものをやれば、もっともっと増えますよ。これは相当増えると思います。



諸見里委員

上勝町は人口が少ないから。



大城順子委員

もちろん、人口は少ないですけれども。だから、必ずしもそのやり方をやろうというわけではなくて、そのアイデアというのは話を聞くとか、そういうことによっても全然違うと思うんですよね。やはりごみ減量をやっていくのは大変なこともあると思うんです。だから良い面ばかりではなくて、そうではない部分も聞きながら、というのはとても大切だと思います。私は必ずしも良いところばかり見ようとは思わないので、やはりいろいろな角度から物事は見なくちゃいけないと思うんですよね。そのためにはやはり、そういう不満を持っている方々もいらっしゃるかも知れないですし、これで良いと思っている方もいらっしゃると。不満を持っている方はいないと思っているんですけれどもね。でも、ごみ減量するのに、分別するのは大変だと思ってらっしゃる方もいるかも知れませんし。それにまたいろんなアイデアを学ぶことも良いことなんですよ。吉田さんのやり方も良いですし、そしてまた私たちが気付かないところで先進地に行って見るのも。だから、私は何度も言って申し訳ないんですけれども、自分がやってみてもっとできるんじゃないかなって。今のところはここまでしかできないと思うんです。1人当たり1日98cまでしかできないと思います。でも、もしかしたらもっとできるかも知れない。



委員長

これは一応確認なんですけれども、ごみの総排出量と言った場合には基本的には資源ごみとか粗大ごみ全部入ってくるんですよね。いわゆる資源化されたごみも。



大城順子委員

いえ、そうではないですよね。



委員長

その中には、いわゆる表に出ている部分ですよね。



大城順子委員

燃やしているごみも私は見ましたけれども。



委員長

そういうやり方もあるんだけれども、この数値というのは出したごみが全部入ってくるわけです。これは事業所ではなくて役場がやっているから、回収したものが全部入っていると見ていいと思います。個別に資源化しているものというのは恐らくその中に入っていないと思うわけです。役場側は、資源ごみとして回収されたものは排出量の中に入っていると思うんですよ。その中のいわゆるリサイクル率というように計算している、そういうふうに聞いているんだけれども。



吉田委員

そうですね。これは自治体の出しているデータ、県が出している集計結果からやったので、あらゆるごみのデータです。



大城順子委員

燃えるごみとかは違いますよ。



委員長

いや、これはそうだと思うわけよ。とにかく、回収されたものは全部含まれていると思う。粗大ごみとか全部含めてね。



大城順子委員

そうでしたかね。



委員長

それしかできないと思う。個人は自分が資源化したものは申告しないといけなくなるわけだから。



大城順子委員

リサイクルしないごみじゃなかったですか。そうだと思いますよ。



委員長

この場合、僕はそうだと思う。



大城順子委員

燃やせるごみが220dとか。



委員長

可燃ごみは可燃ごみでデータとして出てくるけど、年間排出量ごみと言った場合には出すごみ全部入っていると思う。



大城順子委員

そうでしたかね。調べてみますね。



委員長

データがあったんじゃないですか。南廃協が出した資料の中で。



大城順子委員

見てみましょうね。



事務局

吉田さん、質問ですけれども、今、その調査票の中で燃やせるごみ、毎週トータルをこの表の中に生ごみの量を書き入れるわけですよね。1週目で何キロ出したという風に。



吉田委員

それでもいいです。



事務局

毎日というか、うちの場合は東風平ですから週2回の回収なんでその度に測って記録していくという風に、ですね。



委員長

1週間トータルで。



吉田委員

はい。それはその都度、測ってメモしておいて合計を出すとかでいいです。



委員長

先の大城さんとのやり取りの中で気になったのは例えば、生ごみは出さない場合は自分で処理しますよね。含めるか含めないかの話になってくるんですよ。



事務局

うちもそうなんです。うちも結構、庭に埋めているんですよね。その分はどうするのかなと。一応出すんですよね。



吉田委員

そういうお話もしたいとは思いますが、先ず、これをやること自体について、この辺からちょっと諮っていただいてもらいたいと思います。



委員長

やってみて、不都合な部分というのは出るかも知れないので、それはまた最後に提案すればいいんじゃないですか。



吉田委員

何と言うんでしょうか。リサイクルするにせよ、されないにせよ、出てくるものを一旦把握するという感じなんですよ。ですから、今、生ごみを自家処理されている方はここの計算とはまた別になってくると思うんですよ。だから、その辺ちょっと変えたほうがいいのかも知れないですけれども、1カ月やってみて、ここがこういうふうに書きづらいとかいうのをやられてはどうかな、と思います。それで一応、上のほうに実施済みの減量化というのを入れていくような感じにしたんですけれども。



事務局

資源化する部分が排出量から外されてしまうので、やはり総量が分かりづらくなるのかなというのがありますよね。



吉田委員

その辺はベースだけでも。



委員長

資源ごみはそうだと思うわけです。資源に出したにしても出したら基本的にはごみだから、それが資源として出しているからリサイクルされるだろうという前提になるわけだけれども。その中に、今はどうか分からないけれども、紙類とかいうのも結構、燃やしたりとか、どこかに持っていったりとかいろいろあるので。



吉田委員

一応、この表はその6市町村で資源ごみと言われているものは入れるようにしたんですよ。ですから布が資源になっていないで燃やせるごみになる自治体の人もいますよね。豊見城とか。その辺、該当しないところはもう燃やせるごみに一緒に入れてしまってかまわないので、その辺やはり書いてみないと多分、ぼかすところが分からないのかな、というのもあるので。



事務局

うちは火曜日はペットボトルと白トレーを出す日なんですよ。今のところ、この項目の中には入っていない。(「資源ごみで捉えて」の声あり)ごめんなさい、資源の中で。



委員

ペットボトルもトレーもグラムで。



吉田委員

難しいですね。ですからその辺が課題ですよ。



委員

そんなに微妙な秤がないので。



吉田委員

トレーとかペットボトルとかは枚数がいいのかも知れないですね。



大城順子委員

可燃ごみに資源ごみを含むというのはおかしいですよ。



事務局

確認してみましょうね。



委員長

これは違いますよ。これは可燃ごみ発生量と可燃ごみで限定されているから。



大城順子委員

でしょ。これを見て言ったんですよ。



委員長

ごみの発生量というのは900c全体ですから、その中で可燃ごみが675cというようにやっているから。



事務局

900cは総量だと思います。



委員長

これは統計資料ではないので、これを書いた人がどのようにこの900cをとっているのかの話になってくるわけ。そういうことにしか考えられないわけです。



大城順子委員

可燃ごみが675cで、残りの225cは燃えないごみですよ。



委員長

通常の統計となるとそうなんですよ。これは排出量と決定されているから、市町村が回収したごみというのは資源ごみも含んでいるわけですよ。これは数値合わせ。糸豊の排出量が分かるから。



大城順子委員

難しいですよね。



委員長

この場合資源ごみが入ってくるから当然そうなってくるわけです。



大城順子委員

可燃ごみだけで出して。



委員長

この辺が、処分場との兼ね合いの話になってくるわけ。処分場は今、可燃ごみを回収しているでしょ。



大城順子委員

ごみ減量を考える場合は、900cというのを考えて、どういうごみなのかはっきり分からないと。だから1日100何グラムまで減量化できるかといっても、この基準がはっきり分からない。



委員長

実際、出しているということだったら相当の減量でもあるし、むしろ逆に言えば……。



大城順子委員

ありがとうございます。



委員

生ごみなんていうのも毎日測らないと分からないですよね。



委員

手つかずの塵芥というのはどういうものを言うんでしょうか。



吉田委員

これは賞味期限切れになってしまったものも含みます。



委員

こんなにあるんですか。



吉田委員

多分、これは重さなんで例えば、こんにゃく買ってきて手つかずだったら、りんごの皮10個分ぐらいより重いんじゃないですか。ですから多分、これだけあると思うんです。



諸見里委員

だから、意識する分にはいいけど、手つかずで分けるとプライバシーが皆、あるから逆効果になるかもね。



委員

生ごみで出したらどんなかね。



吉田委員

と思って、こういう表にしてあるんです。



大城順子委員

賞味期限切れも私は埋めているんですよ。



諸見里委員

もちろん。



委員

賞味期限切れになるまで使わないんですか。



委員長

一番それがいいですよ。



大城順子委員

そうやっているんだけれども、たまたまどこかから大掃除の時に出てくるんですよ。不思議ですけどね。皆さん、出てきませんか。



委員

冷蔵庫の奥のほうから出てくる。何か蓋のある物に入れて見えないと、「ああ、あったんだ」って。



大城順子委員

そうなんですよ。たまたま出てくるんですよ。今の時期に。



賞味期限切れのものがいっぱい



事務局

うちの女房は特に無頓着ですからね、買ってきて冷凍庫の奥にしまって賞味期限が切れているのが結構あるんですよね。結構、出てきますよ。



委員

微妙に残っているんですよね。



事務局

微妙じゃない、結構出てくるんです。見たら、かちかちになってレシートが見えないぐらいにかちかちになって霜が付いているんです。



委員

賞味期限なんて関係なく冷凍庫の場合は。



諸見里委員

いろんなやり方がたくさんあるんですよね。全く物を買わない日というのを決めて、絶対に買わないと意識して冷蔵庫の中にある物を全部掃除して使うとなれば、冷蔵庫の中がきれいになって良くなるんですよ。

毎日毎日、買い物をして残るから、4日に1度ぐらい冷蔵庫の中を空にするというような習慣をつけて。家族会議みたいなものがないと、なかなか難しい面もあるんです。ですから、いろいろな方法があるんですよ。手つかずを減らす方法もね。そういうことでこれは家族、皆で話し合わないと難しい面もあるので、どんどん皆、習慣をつけていく。今日はお買い物をしない日と皆で決めて、お家の冷蔵庫の中の大掃除、エコクッキングの日ですよと言えばいいんですよ。だから、いろんなアイデアがあるわけです。それを先から意見が出たように、大きなイベントはイベントでいいですけど、小さなイベントをずっとやっていくといいというのがあるんですよ。どうしても全体的な会合は必要だと思います。これとは関係ないんですけれども、クリーン指導員はどこの市町村にでもいるんですから、活用すればいいんですよ。



事務局

先ほど大城委員からありましたように、分別をやると。



諸見里委員

役場の人から言うよりかは私から言いましょうね。私は西原町のクリーン指導員ですけどね。各市町村にいますけれども、本当に市町村が教育しきれない。何故、それを言うかと言ったら、私は各市町村を回って担当課にお話を伺ってます。うちのところも皆新しい、ほら、皆、担当課が変わるものですから、だから教育しきれない。年に1回のところだとか、任命式と終わりのところだとか、手数料の問題も違うし。いろんなのがあるんですよ。



委員

西原はお一人ですか。



諸見里委員

いえいえ、12名ということで9名ぐらいいますけれども、それでも毎月一緒に私がほとんどやって。だから住民、他のメンバーからは嫌がられたけれども、皆のためにと常に資料をあげたりとか役場の人と一緒になってやってます。他のところもお聞きしましたけれども、与那原も意外とやってますね。だけど市町村によって手当が違う。

私はクリーン指導員は、2年後からが大事だと思っています。これも同じで、最初の時は皆、意識するからごみは減るんですよ。それからが本物だと思ってますね。だから皆さんが住民委員会でしたら役場に行って、どんどんいろんなことを住民としてお聞きしてくることが、役場が良い指導員を育ててくれることになるんですよ。



大城順子委員

クリーン指導員は住民を集めて指導するんですか。それとも……。



諸見里委員

クリーン指導員は市町村によって違いますので、それは一概に言えませんけれども、うちなんか公害対策まで皆、入ってますので、それによって違うところはいっぱいありますよ。


委員

クリーン指導員は置かなきゃいけなんですか。


諸見里委員

もちろん条例で制定していますから。清掃法にありますし、置くのはまた当然だと思います。



委員

諸見里さんの西原町は進んでいるのかもね。

 
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